転職を検討している人にとって、「一体、どの転職サイト(エージェント)が自分にとって良いのだろう?」
この様に考えた事を一度はあるのではないでしょうか?
この疑問に対する私の答えですが、「有名な所であれば正直、どこでもいい」です。
電車に乗っていると転職サイトの広告が目立ちますが、広告が掲載されている会社のどれかを選べば良いと思います。最初に目についた会社にするとか、それくらいでいいです。
すぐにでも転職を考えている人にとって、はっきり言ってしまえば、どこのサイトがいいか?で迷って時間を割くくらいならdodaやリクルートエージェント辺りに素早く登録を済ませて、さっさと職務経歴書の作成に時間を使った方が有意義です。
何かモノを買う、サービスを利用する時、製品やサービス等の比較・ランキングのサイトを見る方はいらっしゃると思います。私もたまに見ます。
そこで、個々の製品やサービスのメリットや特徴を見比べて、どれが自分にとって最適かを考えるでしょう。
自分にとっての最適解(趣味・趣向、困り具合やライフスタイル等をトータルで見て)つまり満足度をなるべく高める為、ランキング形式を基本とした比較サイトの情報は一定の価値があるとは思っています。
しかしながら、転職サイトに関してはこの方法であまり参考になる事はないです。
(少なくとも選定の決め手になり得る内容ではない)
その様に考える理由として、
- どこの会社のサービスも突出した特徴や差別化された内容がないから
- 選択する本人の趣向やライフスタイルに基づいた判断がしにくい
- 会社毎の評判や満足度を客観的に把握するのが困難
- 会社全体として評価が高くても、個々のキャリアアドバイザーの質は登録した後でないと分からない
- アフィリエイターの恣意的都合がかなり強い
以上が考えられますが、一つ一つ簡単に説明していきましょう。
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①どこの会社のサービスも突出した特徴や差別化された内容がない
サービスの内容について、際立った特色を持っている所はあまり見られません。違いがあるとすれば、ターゲット層(年代)、職種(ITに強い、営業職に強い)、地域(全国展開、九州限定)などくらいでしょうか。
②選択する本人の趣向やライフスタイルに基づいた判断がしにくい
仕事の就労時間、休暇などのライフサイクルは一人ひとり変わってくるのですが、どの会社も一律サポート時間は同じなので、例えば、土日出勤の方に合わせたサポートの提案とかがなかなかできない、つまり特定のライフサイクルの人たちには一定のサポートが享受できない等の問題が出てきます。他の製品やサービスの様に特定したターゲット層に訴求できるものが転職サイトにとってはなかなかできない面があります。
③会社毎の評判や満足度を客観的に把握するのが困難
その会社が求職者を転職させたとして、これは一つの実績にはなります。評判や満足度というのは会社やキャリアアドバイザーの応対に関するものもありますが、求職者がその転職先に入社してどれくらいマッチングを感じてその会社に充実して働いているかも重要な観点となると思います。その求職者自身への満足度も転職サイトとしての重要な評価になり、転職サイトを選ぶ基準にしたいのですが、これを定量的に評価するのは難しいと思います。アフィリエイトは本来ならそういったアフター後の満足度も指標にして評価すべきなんですが、まず出来ないでしょう。
④会社全体として評価が高くても、個々のキャリアアドバイザーの質は登録した後でないと分からない
こちらに関しては別記事にも載せてありますが、いくら会社の評判が良くても、実際に相談をするキャリアアドバイザーの能力が不足していたら残念です。会社としてのいい評価と実際にサービスを受けた時のギャップの度合いになると思いますが、これも評価をする事が難しいです。
どの転職サイトを選ぶのかも重要ですが、それよりも重要なのが登録した転職サイトの担当者(キャリアアドバイザー)の質だと思います。 こればかりは会社側の都合により割り当てられますので、評判が良くてあなた自身もサービスに期待して選んだ会社に[…]
⑤アフィリエイターの恣意的都合がかなり強い
最後、これまで上げさせていただいた内容から、転職サイトの適切なランキングは難しく、結局どのアフィリも会社のホームページにも書いてある内容を転記する様な似たりよったりの内容になってしまうのです。そうなるとランキングの上位にあげる意図というのはもはやアフィリエイターに入るアフィリエイトの報酬の高低くらいしかなくなってくるわけです。