私は長い間、客先常駐で末端に近い立場でシステム保守要員として業務をしていました。
なので、多少なりとも客先常駐での業務、そして保守業務の辛さや理不尽さは経験上から分かっているつもりです。
※私の経歴については、こちらのプロフィールをご覧ください。
当ブログにお越しいただき、ありがとうございます。 運営者の「須賀(すが)こうじ」です。このページは私の自己紹介となります。 まず基本情報となりますが、表にしてみました! 家族構成[…]
システム運用・保守は辛いし、やめた方がいいという主旨の投稿は、他のサイトやブログでもたくさん取り上げられております。
そういう気持ちになる事は私も理解出来ますし、否定もしません(現役時に何度、そういう気持ちにはなったか数えられない、、)。
ただ記事の内容に関して、システム保守・運用に関する業務の一面だけを取り上げて結論を早計しているものであったり、読む人達に要らぬ誤解を与えかねない内容のものも散見される為、なるべくその様な疑念は除外して、目次に記載されている構成でなるべく業務の内容を冷静に判断してもらい、今後の進路に役立つ内容を目指してこの記事では書いていきたいとます。
※注
システム保守を一言でいってもネットワークやインフラであったり、多岐に渡りますが
私は主にアプリケーションの保守を担当していたので、基本的にはその業務に基づいて話を進めます。
辛さや将来性のなさをしきりに強調する人達には共通した狙いがある
システム保守・運用は辛いし、辞めておいた方がよいと言われる方はたくさんいますが、理由としてはどの記事も下記の内容に集約されると思います。
- ルーチンワーク、単純な作業が多い (心の声:毎日同じことばかりでつまんねぇなー)
- スキルや業務知識が身につかない (心の声:俺いつまでもこんな事してていいのかな。。)
- シフト制(夜勤・休日)がつらい (心の声:世間は休みなのに何でここにいるんだろう。。)
- 休暇の日でもトラブル対応で出動 (心の声:これじゃあ、気軽に外出もできねぇよ)
- 顧客から感謝をあまりされない (心の声:お前ら、俺らの苦労分かってんのか)
- 将来的にはAI/自動化の波で淘汰される (心の声:この先、職がなくなったらどうして行けばいいんだ。。)
これらの内容は確かに間違ってはいません。自分も現役の時にずっと感じていた(心の声の部分参照)事ですし。
ただ、シフト制ではなかったので、全部が全部当てはまるわけではないですが、、
ただ、問題なのは不安を募らせるだけしておいて、安直に何かを勧めるやり方。例えば、「運用や保守を続けるのはしんどいよねー、自分の可能性を狭めるだけだから、今すぐ転職を考えようよ!で、転職サイトはここがいいよー。リンク貼っておいたからここにポチってしてね!よろしくっ!」
こんな感じでしょうか。今上げた様な内容のサイトが結構多くてですね、少しでも読者の立場を考えて書いているのか疑問な感じなんですね。
転職サイトへのクリック・契約(登録)を狙っているのでそういう動線や意図がまるで透け透けです。